教員・研究室
-
モバイルマルチメディア通信研究室
上岡 英史モバイルマルチメディア通信研究室
- 工学部 : 情報通信工学科
理工学研究科 : 電気電子情報工学専攻/機能制御システム専攻 - 教員 : 上岡 英史
- 所属学会 : 電子情報通信学会/情報処理学会/IEEE Computer Society
人にやさしい情報通信環境をめざして
コンピュータの存在を意識せず、いつでもどこでも情報アクセスが可能なユビキタスコンピューティング環境の実現に向けた情報通信の研究を行っています。最終的にはユーザを煩雑なコンピュータ操作から解放し、かつ、ユーザの要求を必要な時に正確に実行してくれる、満足度の高い知的情報通信システムの構築をめざします。たとえば、センサを用いてユーザの生体情報や身のまわりの環境情報を取得し、ユーザが必要としている情報やサービスを推定・提供するコンテクストアウェア・システムなどを探求します。
■ 社会のために
次世代モバイル通信システムやマルチメディアシステムの分野で、付加価値のあるサービス実現に向けた技術を研究しています。卒業生は大学院にて、また、大手情報通信関連企業で活躍しています。
■ 研究テーマ
●人工知能技術を用いた情報通信アプリケーションの研究
●生体情報を用いた知的情報システムの研究
●ユーザ満足度を考慮した情報通信サービス品質の研究■ クローズアップ
本研究室では自由に研究テーマを決めることができます。個人認証や音響信号処理、超音波を用いた研究など、多種多様な研究活動を行っています。また、ソフト・ハードにかかわらず自分のやりたいことを追求できるそんな研究室です。
- 工学部 : 情報通信工学科
-
情報数理工学研究室
神澤 雄智情報数理工学研究室
- 工学部 : 情報通信工学科
理工学研究科 : 電気電子情報工学専攻/機能制御システム専攻 - 教員 : 神澤 雄智
- 所属学会 : 電子情報通信学会
グループ分け(クラスタリング)の数理と応用
一見するとゴチャ混ぜ状態の多くのデータを、似た者同士のグループにまとめることをクラスタリング(クラスタ分析)といいます。本研究室では、人では手に負えないような大規模複雑なデータを、人が手作業で分類するような細やかさで、計算機に自動的にクラスタリングさせるために、その数理的カラクリを探りながら、新たな手法や新たな応用を研究しています。この画像は卒業研究生のPCモニ タで当の本人は横で仮眠中です。今日も徹夜かな?
■ 社会のために
クラスタリングは、Googleニュースにおける記事分類、AmazonなどWebショップの推薦システム、SNSにおけるコミュニティ抽出、画像処理などに応用されています。
■ 研究テーマ
●ダイバージェンス正則化クラスタリングの開発
●クラスタリングの文書分類への応用
●クラスタリングの推薦システムへの応用■ クローズアップ
神澤研究室で生きていると、研究能力や数学・プログラミングだけでなく、泥臭い計算力、膨大な数のバグを直していく忍耐力、成功するか分からない物事に挑戦する勇気、度重なる徹夜を耐えぬく体力、卒業を諦めない気力が身につきます。
- 工学部 : 情報通信工学科
-
無線通信ネットワーク研究室
行田 弘一無線通信ネットワーク研究室
- 工学部 : 情報通信工学科
理工学研究科 : 電気電子情報工学専攻/機能制御システム専攻 - 教員 : 行田 弘一
- 所属学会 : 米国電気電子学会(IEEE)/電子情報通信学会/地域安全学会
安心・安全に役立つ無線通信ネットワーク
安心・安全に役立つことをめざした、柔軟な無線通信ネットワーク構成のための基礎技術の研究開発を行います。災害発生時などの非常時において、人対人の通信やロボット間通信をサポートする自律分散無線ネットワークを構築するために必要な要素技術の研究開発をベースに、災害発生時に本当に必要な情報とは何か、それを伝達するために必要な技術は何か、という面からの研究も行っていきます。
■ 社会のために
大規模災害発生時に既存の通信ネットワークがつながりにくい状態になっても、携帯端末が自動的にネットワークを形成し、これにより通信が確保されることで、安心・安全に役立ちます。
■ 研究テーマ
●非常時無線通信ネットワーク構築技術の研究
●災害現場探索ロボット間通信技術の研究
●災害時情報伝達に関する研究■ クローズアップ
研究室の仲間たちと分け隔てなく楽しく過ごすことができ、そして真剣に研究に取り組める。悩んだ時には仲間たちに気軽に相談してOK!!こんなすばらしい環境で、将来の社会に貢献できる非常時無線通信について研究してみませんか?
- 工学部 : 情報通信工学科
-
ワイヤレス・ユビキタス研究室
久保田 周治ワイヤレス・ユビキタス研究室
- 工学部 : 情報通信工学科
理工学研究科 : 電気電子情報工学専攻/機能制御システム専攻 - 教員 : 久保田 周治
- 所属学会 : 電子情報通信学会/米国電気電子学会(IEEE)
人と人、もの、環境をつなぐワイヤレス・ユビキタス
携帯電話や無線LANのように、人と人、人とコンピュータをつなぐことに加えて、人ともの、環境などあらゆるものを自由につなぐツールとして、ワイヤレス技術は重要な技術となっています。この研究室では、ワイヤレス・ユビキタス技術と呼ばれるこれらの技術で情報を伝える研究を行います。また、これからのユビキタス時代を見すえたワイヤレス機能の実現にむけて取り組んでいきます。
■ 社会のために
携帯電話や無線LANなどの新たなワイヤレス伝送方式。あらゆるもの、環境から情報を集めるユビキタス・ネットワーク。地下でも屋内でも場所がわかる位置情報システムなどの実現をめざします。
■ 研究テーマ
●次世代ワイヤレス伝送技術の研究
●近距離無線システムの研究
●ワイヤレス・ユビキタス・サービスの研究■ クローズアップ
私たちが何気なく利用しているワイヤレス技術は日々進化しています。その進化の最先端を幅広く学ぶことのできる研究室です。未来を使いやすく、よりおもしろくするために日夜和気あいあいと調べたり実践したりしています。
- 工学部 : 情報通信工学科
-
機能情報工学研究室
齋藤 敦史機能情報工学研究室
- 工学部 : 情報通信工学科
理工学研究科 : 電気電子情報工学科/機能制御システム専攻 - 教員 : 齋藤 敦史
- 所属学会 : 電気学会/電子情報通信学会/日本音響学会
“情報を生み出す”センサの開発・応用
ガス(匂いの成分)を検出するセンサ、およびセンサから得られた情報を処理することによって匂いを認識するシステムを開発しています。ガスセンサの応用として、温度、湿度、光、それぞれを検出するセンサと組み合わせて居住空間内の雰囲気を計測、データ処理することで居住者の活動把握を可能とするシステム開発を行っています。ひとり暮らしのおばあちゃんの見守りや家庭用お手伝いロボットへ提供する情報づくりに役立ちます。
■ 社会のために
・いろいろなセンサを駆使することで、人と同じ状況判断を可能にするシステム。
・匂いや味のような数値データ化が難しい感覚を扱うシステム。
・数値化された匂いの情報を使って、場や気分に合った匂い環境をつくり出す技術。etc.■ 研究テーマ
●物理・化学センサ統合ユニットの開発と居住者の活動把握システムへの応用
●水晶振動子ガスセンサを用いた匂い識別システムの開発
●小型匂い供給装置の開発■ クローズアップ
研究の取り組みは困難の連続ですが、努力した分だけ身につき、先生や仲間との絆も深まります。また先生のご指導は、専門知識はもちろん、一人前の社会人として必要な自分の行動に対する責任について学ぶことができます。
- 工学部 : 情報通信工学科
-
高周波通信デバイス研究室
田中 愼一高周波通信デバイス研究室
- 工学部 : 情報通信工学科
理工学研究科 : 電気電子情報工学専攻/機能制御システム専攻 - 教員 : 田中 愼一
- 所属学会 : 電子情報通信学会/電気学会/米国電気電子学会(IEEE)
無線通信のあらたなる可能性を探る
電波は携帯電話の音声やメールなどの情報を運んでくれます。空間を飛んできた電波は、携帯電話の中に入ると、情報を取り出すために「高周波通信デバイス」という特別な回路の中でさまざまな処理がなされます。本研究室では、電波の波としての性質を今までにない方法で利用して、情報だけでなくエネルギーも運ばせて電池を不要にしたり、波長を自在に操って通信機を超小型にする技術などに取り組んでいます。
■ 社会のために
インターネットや携帯電話の出現が社会を大きく変えたように、次世代の生活を飛躍的に便利にすることが期待されるこれからの無線通信技術の進歩をハードウェア面で支えていきます。
■ 研究テーマ
●電波でエネルギーが運ばれる原理を利用し、小型通信機器や無人飛行機に無線で電力を供給する無線電力伝送技術
●スマホなどの通信機に入ってきた電波の性質を人工的に変えて、バッテリ持続時間を延ばすなどの次世代無線通信機のためのメタマテリアル回路技術■ クローズアップ
「高周波通信デバイス」は、わずか数ミリのサイズながら無線通信機の心臓部となる部品です。研究室では、学生は自分のアイデアでユニークな特徴を持つデバイスが実現できたときの喜びを夢見て日々仲間と熱い議論を交わしています。
- 工学部 : 情報通信工学科
-
ワイヤレス通信研究室
広瀬 数秀ワイヤレス通信研究室
- 工学部 : 情報通信工学科
理工学研究科 : 電気電子情報工学専攻/機能制御システム専攻 - 教員 : 広瀬 数秀
- 所属学会 : 電子情報通信学会/米国電気電子学会(IEEE)
自分にしかできないアンテナを開発してみよう
君の身近な携帯電話の中やワイヤレスLANにも、アンテナが活躍しています。そんなアンテナを設計・製作して、自分にしかできないユニークな性能を生み出そう。そしてユニークな性能を測定器を使って確かめてみよう。君の身近な世界にとどまらず、アンテナの活躍の場は、人工衛星を使ったカーナビや、遠い宇宙の神秘を探る通信にも広がっています。その一翼を、今度は君のアンテナで担ってみませんか?
■ 社会のために
携帯電話には内蔵アンテナや、衛星放送受信には皿状アンテナが必要ですね。高速道路 で使うETCや、通学に使うSuicaなどの中にも、君の発信する情報をしっかり支えているのがアンテナです。
■ 研究テーマ
●アンテナの設計・製作・測定
●アンテナ設計用ソフトウエア開発
●電磁界の測定装置の開発■ クローズアップ
「え!?これがアンテナ?」と思うようなアンテナを研究しています。パソコンで特性解明したアンテナを、実際に製作して実験します。どのようなアンテナを研究するかは君次第!さあ、みんなで知恵を出しあって研究していきましょう!
- 工学部 : 情報通信工学科
-
生体通信工学研究室
堀江 亮太生体通信工学研究室
- 工学部 :情報通信工学科
理工学研究科 : 電気電子情報工学専攻/機能制御システム専攻 - 教員 : 堀江 亮太
- 所属学会 : IEEE Engineering in Medicine & Biology Society/電子情報通信学会/計測自動制御学会
脳活動計測と情報通信技術の融合技術を探求しよう
脳活動を計測して信号・情報処理を行い、脳活動からコンピュータや機械を直接操作するブレイン‐コンピュータ・インターフェース(BCI)と呼ばれる技術が発展しています。私たちの研究室では、脳波などの簡易な脳活動計測を用いたBCI技術の実用化をめざします。簡易脳波計、スマートデバイス、センサ・通信環境を融合したBCIシステムや、脳信号から情報を抽出するアルゴリズムなどを研究します。
■ 社会のために
電動車椅子操作やコンピュータ入力などの生活支援、電子機器のインターフェース、エンターテイメント(脳波ゲーム)など幅広い分野で応用が可能な、BCI技術とユビキタス環境の融合技術を研究しています。
■ 研究テーマ
●簡易脳波計とスマートデバイスを用いたコンパクトなBCI システムの開発
●BCI とセンサ環境や通信環境との融合技術の研究
●脳波から情報を抽出するアルゴリズムの研究■ クローズアップ
研究室では、脳波計等から得られる生体情報と、通信工学科で学ぶ情報通信技術を統合することで、新たなインターフェースを開発することをめざし、日々メンバー同士で議論しあい、アイデアや問題点を共有しながら楽しく研究しています。
- 工学部 :情報通信工学科
-
通信計測研究室
堀口 常雄通信計測研究室
- 工学部 : 情報通信工学科
理工学研究科 : 電気電子情報工学専攻/機能制御システム専攻 - 教員 : 堀口 常雄
- 所属学会 : 電子情報通信学会/米国電気電子学会(IEEE)/米国光学会(OSA)
私たちは通信ネットワークの名医をめざします
本研究室は、超高速通信ネットワークの名医となることをめざし、光エレクトロニクスなどの技術を駆使した、通信システム計測技術の研究を進めています。また、その研究過程で生まれた、光ファイバをセンサとした測定技術を、ビルやダムなどのヘルスモニタリングに応用することも研究の視野に入れています。
■ 社会のために
光信号を中途で電気信号に変換することなく、光のままで高速に処理できる光ルータが実現されるでしょう。建物や乗り物などの“健康診断”にも役立つ光ファイバセンサが開発されるでしょう。
■ 研究テーマ
●超平坦スペクトル光の発生技術に関する研究
●ブリルアン光増幅と符号を応用した光ファイバセンシング
●指先圧力変化の光学的検出に基づくスイッチに関する研究■ クローズアップ
研究スタイルは非常に自由ですが、それに伴い自主性が求められます。自主的に研究に取り組むことで、問題点を見いだし、解決できる力が養われるのだと思います。厳しい面もありますが、いろんなイベントもある楽しい研究室です。
- 工学部 : 情報通信工学科
-
情報通信網研究室
宮田 純子情報通信網研究室
- 工学部 : 情報通信工学科
- 教員 : 宮田 純子
- 所属学会 : 電子情報通信学会/米国電気電子学会(IEEE)
人の協力行動をうながす情報ネットワーク制御とは?
従来のシステムは、好きなアプリケーションを好きなタイミングで利用する「利己的」な人が利用することを前提に設計されています。でも、現実の世界では、たとえば混んでいるとわかっているのであれば、状況や周囲に影響されて自分の行動を変えることがありますよね? 研究室では、このような現実社会における人の「利他的」な行動に着目し,人とシステム制御側が協調的に動作する方式の実現をめざしています。
■ 社会のために
地震などの災害時に、有限であるネットワーク資源に対して、救急などの緊急通信だけでなく、安否確認などの通信も効率的に利用可能とするシステムへの適用が検討されています。
■ 研究テーマ
●利他的行動を考慮した通信品質制御の研究
●ユーザの限定合理性を考慮した通信ネットワーク方式の提案■ クローズアップ
さまざまな疑問や悩みに安易な解答を与えるのではなく、思考の過程や方法論を教え、その過程を通じて卒業後にも大切な力となる「自分で物事を考える力」を備えた学生を育てたいと思っております。
-
波動情報研究室
武藤 憲司波動情報研究室
- 工学部 : 情報通信工学科
理工学研究科 : 電気電子情報工学専攻/機能制御システム専攻 - 教員 : 武藤 憲司
- 所属学会 : 日本音響学会/電子情報通信学会/日本騒音制御工学会
アクティブノイズキャンセラで 快適な音空間を作り出そう
快適な音空間をつくるために、状況に合わせてパラメータを変化させるマルチチャネル適応騒音制御の実現をめざしています。閉鎖空間では音源からの直接音に反射音が重畳して複雑な信号になるため、音源位置や音響伝搬経路の計測が大切です。演算が得意なコンピュータを駆使して最適な状態を常に保つ適応制御で逆位相の音波を生成すれば、騒音を打ち消すことができます。
■ 社会のために
機中に響くエンジン音を消音するヘッドホンや受話器を耳に当てずに会話できる電話には、小型コンピュータが組み込まれていて、音場の計測や音の制御といったディジタル信号処理を行っています。
■ 研究テーマ
●アクティブノイズコントロールを用いた聴覚保護
●音響と映像の臨場感通信システム
●骨伝導通話システムの通話品質■ クローズアップ
本研究室は個人の興味や意欲を重視しており、積極的に取り組める環境があります。学会参加が多いので、全国各地へ、海外へ旅行する楽しみがあります。
- 工学部 : 情報通信工学科
-
移動通信ネットワーク研究室
森野 博章移動通信ネットワーク研究室
- 工学部 : 情報通信工学科
理工学研究科 : 電気電子情報工学専攻/機能制御システム専攻 - 教員 : 森野 博章
- 所属学会 : 電子情報通信学会/情報処理学会/ 米国電気電子学会(IEEE)
ピア・ツー・ピア通信を活用した自己組織型情報ネットワーク
ユーザ端末間で基地局などを介さず直接通信を行うピアツーピアを活用して、新しい目的の通信を実現する仮想網を構築する研究を行っています。車同士の無線通信(車々間通信)により渋滞の緩和を支援するシステム、インターネットのライブストリーミングを視聴するユーザ間でデータを中継することでサーバの負担を減らすP2Pマルチキャストなどの研究を行っています。
■ 社会のために
高速道路などで自然渋滞が発生する場合に、近隣の車両間で車々間通信により状況を知らせ合うことで渋滞がより早く解消するようになると考えられます。
■ 研究テーマ
●P2Pマルチキャストにおける接続ISP情報を利用した回線利用効率化
●車々間通信を利用した高速道路サグ部渋滞の緩和支援システム
●災害時を想定したスマートフォン間アドホック通信による安否情報伝達システム■ クローズアップ
みなさんは携帯電話やスマートフォンを使用していて、どのようにして情報が伝わっているのか疑問に思ったことはありませんか?少しでも興味があればぜひ立ち寄ってみてください。情報通信について自由な雰囲気で研究ができる研究室です。
- 工学部 : 情報通信工学科