カリキュラム


ネットワーク、メディア、情報処理などの
技術を体系的に学修

​5GやIoTなどの情報通信技術につながる科目を基礎から学べ、豊富な実験科目でものづくりの楽しさを体験できます。研究分野は光・無線通信、情報ネットワーク、脳・生体情報、センサ、音響、画像・映像メディア処理、AI(人工知能)応用など多岐にわたります。

1年次 実験を中心に、ハードウエアとソフトウエア両面から基本技術を修得

●主な科目
情報通信基礎実験A・B/情報処理概論/情報処理基礎/電気回路基礎

2年次 実験を通して情報通信の原理を学び、創出の基礎となる知識を修得する

●主な科目
情報通信基礎実験C・D/情報処理1/情報理論/情報通信ネットワーク/基礎電子回路/応用電子回路/回路設計演習/論理設計

3年次 さらに高度な情報通信技術を理解する

●主な科目
情報通信応用実験A・B/情報通信ゼミナール/メディア情報工学/パターン認識/音響工学/セキュアネットワーク/通信方式/移動通信工学

4年次 研究室に所属して卒業研究を行う


授業紹介

情報通信①
情報通信基礎実験A
C言語の実習を通してプログラミングの基本やアルゴリズムを学び、情報通信工学に関するプログラミングも体験するとともに、センサ回路の製作を通じてハードウェアの基本を学びます。

情報通信②
情報通信基礎実験D
情報通信基礎実験A~Cで身につけた技術をベースに簡易的な光通信回路を設計・製作します。この実験を通して、通信技術において重要な変調・復調技術を中心に学びます。
情報通信③
情報通信応用実験A・B
光通信、無線通信の各専門分野の実験をグループワーク形式で行います。レポート作成法とプレゼンテーションスキルも体得し、卒業研究を行うためのノウハウを学びます。




学生の声

Q この学科を選んだ理由は?
AI、5G、IoTなど、未来の日常生活に不可欠な技術に興味があったから。プログラミングと基板設計、双方の視点で学修できることに惹かれました。

Q 将来の目標は?
通信技術の研究を重ねて、人々の生活を豊かにすること。同時に、英語のスキルも伸ばしていきたいです。
長嶋太陽長嶋 太陽
情報通信工学科 2年
千葉県立 小金高等学校 出身
Q 現在の研究テーマは?
「音の機械学習」と「心理的な音の評価」です。例えば、キャンパス裏の運河を行き交う船の騒音。音とともに騒音源である船の姿を表示する仕組みがあれば、不快さが和らぐと考えました。

Q 今後の目標は?
音を聞き分け、自動で音の種類を分類するシステムを作るのが目標です。
山口晴己山口 晴己
通信工学科
(現・情報通信工学科) 卒業
大学院 電気電子情報工学専攻 2年
波動情報研究室
神奈川県立 神奈川工業高等学校 出身

研究テーマ例

ブレインコンピュータインターフェースとIoTを融合する研究
生体通信工学研究室:堀江 亮太 准教授

簡易脳波計とスマートデバイス、モノを通信で繋げるIoT技術を組み合わせ、脳波でモノを操作するブレインコンピュータインターフェース(BCI)技術を安価かつ簡便に実現する研究です。上の写真は、家電(テレビ)を見て集中することで、手を使わずに家電を操作するインターフェースの実験です。スマートグラスのカメラに映る画像から家電を認識し、簡易脳波計で測定した脳波から操作命令を取り出し、無線LANを介して家電を操作します。
ブレインコンピュータインターフェースとIoTを融合する研究1電動車椅子、スマート家電、仮想現実(VR)ゲームなどを無線やネットワークを介してBCIで操作します
ブレインコンピュータインターフェースとIoTを融合する研究2エンターテインメント応用として、BCIと筋電センサーを組み合わせたVRゲームの操作手法を開発しました

海外との活動事例

情報通信学群グローバルPBL
情報通信工学科×タイ/スラナリー工科大学

タイのスラナリー工科大学において、現地学生、本学情報通信学群の2年生、他にベトナム等の学生が参加しグローバルPBLを行いました。5人程度の班に分かれ、メラミン製の食器を生産する企業を訪問し工場見学で発見した問題の解決策を討議、発表しました。また、寺院見学、地域伝統産業の陶器製作などの異文化体験しました。
情報通信学群グローバルPBL

卒業研究の例

マイクロ波整流回路の入力感度の改善および無線電力伝送実験に関する研究

電波からエネルギーを回収するためには、非常に微弱な電波でも交流を直流に変換できる高感度な整流回路が必要となります。携帯電話、WiFi、地デジTVなどに使われる電波はマイクロ波と呼ばれ、壁コンセントの交流の1億倍、AMラジオ放送の電波の1万倍も高い周波数を持ちます。そのような高い周波数で動作する整流回路やアンテナを実現するため、さまざまな技術的な問題を解決します。
マイクロ波整流回路の入力感度の改善および無線電力伝送実験に関する研究
この研究の応用先
電波のエネルギーが回収できるようになると、それを利用してエネルギーを遠方に送り届ける「無線電力伝送」が可能になります。そのような未来社会では、宇宙の太陽光パネルで効率よく発電した電力を電波で地上に送り届けることで、原発が不要になることも期待されています。

ブレイン-コンピュータ・ インターフェースとIoTを融合する研究

簡易脳波計とスマートデバイス、モノを通信で繋げるIoT技術を組み合わせ、脳波でモ ノを操作するブレインコンピュータインターフェース(BCI)技術を安価かつ簡便に実現して生活支援システムに応用する研究です。写真は、家電(テレビや卓上扇風機)を見て意識を集中させることで、手を使わずに家電を操作するインターフェースの実験です。スマートグラスのカメラに映る画像から家電を認識し、簡易脳波計で測定した脳波から操作命令を取り出し、無線LANを介して家電を操作します。
ブレイン-コンピュータ・ インターフェースとIoTを融合する研究
この研究の応用先
手が不自由でリモコンによる家電操作ができなくても、このシステムを使用すれば、操作したい家電を見て意識を集中させるだけで、ハンズフリーに家電操作が行えます。簡易脳波計とスマートグラスで構成されるBCIなので、身に付けて持ち運ぶことができる(ウエアラブル&モバイル)利点があります。また、スマートデバイスから無線やネットワークを経由して様々な対象を操作でき、電動車椅子の操作や、ゲームコントローラーにも使用できます。IoT環境が整っていく今後の社会における、生活支援システムや未来的なインターフェースのシーズ技術として研究しています。見たり、意識するだけで周囲の環境を操作できるようになるでしょう。