7月7日から約2週間、国内・国外のインターナショナルスクール(高等学校)の生徒を受け入れ、研究室で大学生とともに研究活動を体験するインターンシッププログラムを豊洲・大宮キャンパスで実施しました。本プログラムには以下7校のインターナショナルスクールから、37名の生徒が参加しました。

・アメリカンスクール・イン・ジャパン
・インディア インターナショナル スクール イン ジャパン
・ケイ・インターナショナルスクール東京
・セント・メリーズ・インターナショナル・スクール
・サンモール・インターナショナル・スクール
・暁星国際学園高等学校
・ケアラケヘ高等学校(ハワイ)

プログラム実施の意義

芝浦工業大学では、毎年夏にSTEM分野(科学、テクノロジー、エンジニアリング、数学)に興味を持つインターナショナルスクールに通う高校生を対象に、インターンシップの機会を提供しています。

現在、国内のインターナショナルスクールに通う生徒は、卒業後、その多くが海外の大学に進学します。進学の前に大学の研究を体験したくても、このようなインターンシッププログラムは日本ではあまり例がなく、生徒は海外の大学まで行かなければならないという状況があります。そのような中、本学がインターンシッププログラムを実施することで、生徒たちは日本にいながらも、大学の研究を体験することが可能となります。

本プログラムでは、大学という環境で実践的な研究体験を行うことで、将来の進路に理工系分野への選択を促し、アカデミックな経験を積んでもらう事を目的にしています。同時に、日本の大学という異なる文化に触れ、指導教員やスタッフ、学生や他のインターナショナルスクールの生徒との交流を経験する機会にもなります。また本学の学生にとっても、研究指導をはじめとした英語での技術的なコミュニケーションを行う能力を身につけることが期待できます。

実施報告

期間中、生徒たちはそれぞれの研究室に所属され、指導教員や芝浦工大学生とともに自分が専攻する分野の研究を行いました。プログラムの最終日には生徒が最終プレゼンテーションを行い、各自が取り組んだ研究内容とレポートの発表や、今回のプログラムの重要性を示しました。プレゼンテーションの結果、6名の生徒が最優秀プレゼン賞や佳作に選ばれ、表彰されました。

<最優秀プレゼン賞に選ばれたみなさん>
Erika Stewartさん(ケイ・インターナショナルスクール東京)
Riya Singhさん(インディア インターナショナル スクール イン ジャパン)
Sudhir Ganeshさん(インディア インターナショナル スクール イン ジャパン)

<佳作に選ばれたみなさん>
Eliot Behrさん(アメリカンスクール・イン・ジャパン)
Yoonjin Sonさん(アメリカンスクール・イン・ジャパン)
Stephanie Eristoffさん(アメリカンスクール・イン・ジャパン)

最後に、本プログラムの主催者であり学長補佐のムラリダ ミリアラ教授は、「本プログラムでインターナショナルスクールの生徒のみなさんが最先端の研究に触れることで、今後みなさんの能力を強化する重要なモチベーションとなることを強く望みます」と話しました。

本プログラムに参加した生徒からのコメントを一部紹介します。

Arjun Srivastavaさん (アメリカンスクール・イン・ジャパン)
芝浦工業大学での経験はすばらしかったです。材料工学科でインターンを行い、自分が大学で専攻にしたい分野を明確にする良い機会になりました。2週間のインターンシップでは、自分の学校では見たことも聞いたこともない器具や機械を多く使いました。また教授、大学生、友人と協力したことで、この経験は数倍良いものになっています。将来、理工学の分野への進学を希望している人には、このインターンシッププログラムに参加することを強くおすすめします。

Riya Singhさん (インディア インターナショナル スクール イン ジャパン)
芝浦工業大学での経験はすばらしいものでした。電気工学科でロボティクスについて学びましたが、私たちのような若い世代がこのようなトピックを学ぶことが、近い未来の技術発展を担う上でいかに重要かを考えさせられました。このプログラムを通じて、学生生活や大学内の物事の動き方を経験でき、忘れられない機会を与えてくれた芝浦工業大学に感謝します。このプログラムには、チャレンジするだけの価値があると思います。

Young Kimさん (アメリカンスクール・イン・ジャパン)
今回のプログラムを無償で受けられたことが信じられません。この経験は、何百冊もの教科書で学ぶことと同じ価値がありました。大学レベルの研究に触れられる機会を与えられただけでなく、どのようなプロセスにおいても失敗することや継続することの重要性が身につきました。非常に多くの機材や機械を扱うことができ、また大学生・大学院生の方々からの親切なサポートも受けられ、将来やりたいことがいろいろと見えてきました。忘れられない思い出となり、本当にみなさんにお勧めしたいプログラムです!

Yuki Agarwalaさん(ケイ・インターナショナルスクール東京)
芝浦工業大学のインターンシッププログラムは、高校生の私にとって最高の経験となりました。自分が興味のあるテクノロジーとテクニックを元に、リアルな経験を積めたと思います。見たこともない設備や薬品がとても多く、それらを活用する環境科学分野の幅の広さを身をもって感じました。今回の経験は、私が現在学んでいるゲル電気泳動など、高校レベルの教育の枠を超えた機会を提供してくれました。研究には、意図しない結果が出てしまう場合もある一方、長い目でみればそれも何かの役に立つということも学びました。また自分とは異なる経験を持つ他校の生徒たちと会うこともでき、ダイバーシティーを感じられる場でもありました。将来進学を考えている科学の新しい分野を学んだり、研究の基礎を教えてくれたこの機会と、このチャンスを提供してくれた主催者とチューターの皆様に感謝します。

Vishwag Paleriさん(アメリカンスクール・イン・ジャパン)
芝浦工業大学で学んだ2週間は、大学レベルの教育と環境を身をもって体験できました。機械工学科でレーザドップラー流速計(LDV)を学びました。最初の数日は、研究内容についていくだけで精一杯で不安もありましたが、芝浦工業大学生のチューターと指導教員の先生は、自分が分からないことにいつでも対応してくれました。彼らの指導は、最終レポートを書く上で研究のコンセプトを理解できるものでした。とても豊かな経験となり、できれば将来このような場所で学びたいと思います。

Aksharaさん(インディア インターナショナル スクール イン ジャパン)
芝浦工業大学で学んだ2週間は豊かな経験となりました。材料工学科で学び、その分野の知識をより広めることができました。自分の知識の幅を広げること、社会的背景の異なる人たちと出会うこと、そして大学生活を垣間見ることができました。指導教員の先生、チューターやその他の関係者など、この忘れられない経験を与えてくれたみなさまに感謝します。

村上雅人学長の説明を聞く学生
村上雅人学長の説明を聞く学生
学生によるプレゼンテーションの様子
学生によるプレゼンテーションの様子
互いの発表に積極的に質問を交わす
互いの発表に積極的に質問を交わす
研究内容を説明するムラリダ ミリアラ教授
研究内容を説明するムラリダ ミリアラ教授
表彰を受ける学生
表彰を受ける学生
懇親会の様子
懇親会の様子

お問い合わせ先

芝浦工業大学
企画広報課

〒108-8548 東京都港区芝浦3-9-14(芝浦キャンパス 2階)
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