神経科学大会
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病態生理学会
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大場 柾樹 さん(システム理工学専攻1年)が第41回日本神経科学大会においてジュニア研究者ポスター賞を、第28回日本病態生理学会大会において奨励賞を受賞しました。

【受賞者】大場 柾樹 さん(システム理工学専攻1年)
【指導教員】福井 浩二 教授 (生命科学科)
【発表題目】
・Therapeutic effects of Rubicon knockdown in a Drosophila model of polyglutamine disease(第41回日本神経科学大会)
・オートファジー抑制蛋白質Rubiconの発現抑制はポリグルタミン病モデルショウジョウバエの神経症状を改善させる(第28回日本病態生理学会大会)

アルツハイマー病やポリグルタミン病などの、神経変性疾患に共通の発症原因として、異常蛋白質の蓄積が知られている。細胞内の蛋白質分解機構の一つである、オートファジーの活性化は、異常蛋白質の除去を促進する治療戦略の一つと考えられるが、有効な方法は未だ開発されていない。本研究では、オートファジー抑制蛋白質として発見されたRubiconに着目し、Rubiconがポリグルタミン病の新たな治療標的となるか検討した。

遺伝学的解析に優れた小型モデル動物であるショウジョウバエを用いて、Rubiconの発現抑制により、ポリグルタミン病モデルショウジョウバエの神経症状が改善するか検討した。その結果、Rubiconの発現抑制によりオートファジーが活性化し、異常ポリグルタミン蛋白質の分解が促進されて神経症状が改善することが明らかとなった。

本研究結果は、異常蛋白質の蓄積を原因とする神経疾患の治療標的としてRubiconの抑制が有望である可能性を示唆している。今後はRubiconの機能を抑制する化合物を同定し、臨床応用を目指していきたい。
※本研究は、東京都医学総合研究所・三五一憲プロジェクトリーダー、鈴木マリ主任研究員(糖尿病性神経障害プロジェクト)との共同研究において実施されたものである。

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