宮下 智弘 さん(材料工学科4年 ※受賞時)が表面技術協会第137回講演大会において学術奨励講演賞を受賞しました。

【受賞者】宮下 智弘 さん(材料工学科4年)※受賞時
【指導教員】石﨑貴裕 教授 (材料工学科)
【発表題目】蒸気コーティング法を用いたCa添加型難燃性マグネシウム合金上への耐食性皮膜の作製

 マグネシウム(Mg)は、実用金属の中で最も軽く、制振性や電磁遮蔽性も良好なため、輸送機器や電子機器への応用が注目されています。しかし、Mgは燃えやすく耐食性が低いという問題点が壁となり、実用化への妨げとなっています。燃えやすいという欠点は、カルシウム(Ca)を加えることにより解決しますが、耐食性はさらに低下してしまうことがわかっています。
本研究では、蒸気コーティング法を用いて、Ca添加型の難燃性Mg合金の耐食性を向上させることが目的です。また、作製した耐食性皮膜の特性を評価しました。

 蒸気コーティング法により作製した皮膜は、水酸化マグネシウムを主体としたものであり、緻密になっていました。また、耐食性に関しては、適切な処理時間と処理温度で蒸気コーティングを行った難燃性Mg合金は、未処理のものよりも向上していることがわかりました。

蒸気コーティング法は、耐食性向上のための他の表面処理技術よりも低コストで環境への負担が小さいことが利点です。蒸気コーティング法の確立により、軽量である難燃性Mg合金の輸送機器や電子機器への実用化に向けて、研究を進めていきたいと考えています。

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