梅田 健司 さん(応用化学専攻1年)が化学工学会第49回秋季大会においてバイオ部会優秀ポスター賞を受賞しました。

【受賞者】梅田 健司 さん(応用化学専攻1年)
【指導教員】吉見 靖男 教授(応用化学科)
【発表題目】味覚刺激剤の投与によるアメフラシ頭部中枢神経応答変化の蛍光膜電位イメージングによる観察

食べ物の取捨選択を決定する上で、味覚は重要である。この決定は、神経細胞の情報処理で成されているが、ナメクジの仲間であるアメフラシの神経は、好きな味覚よりも、嫌いな味覚に対して迅速に応答することが明らかにされている。しかし、この速さの違いがどの神経での処理段階で現れるのかは、未だに分かっていない。そこで私の研究では、その処理段階を明らかにすることを目的とした。

本研究では、人間の脳にあたる頭部神経に注目し、口に味覚刺激剤を投与したときの、神経応答を観察した。しかし、頭部神経では味覚に対する神経応答を発しないことを確認したので、口腔内の末梢神経で、味覚に関する神経応答の決定がなされていることが、ほぼ明らかとなった。

アメフラシは簡単な神経ネットワークで、好ましくない情報に対して迅速に対応しているので、そのメカニズムが解れば、危険を知らせる情報に迅速に自動対応する人工知能(AI)が開発できる。また、味覚認識機構の理解は味覚センサー、味覚障害の治療法や調味料の開発に繋がると考えている。

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