松本 聡 教授(電気工学科)が、一般社団法人 日本電機工業会による2017年度電機工業技術功績者表彰において優秀賞を受賞しました。

【受賞者】松本 聡 教授(電気工学科)
【表彰題目】高電圧インパルス試験のトレーサビリティ体系構築

すべての物理量は、標準とよばれる基準をもとに計測作業が行われる。実際の計測作業を行うためには、利用可能な形に具現化された標準器が必要となる。しかし、電力系統で使用されている高電圧は、種々の要因により正確な標準器を得ることが困難である。このため国際的に基準となる国際標準器を定めて校正がなされる必要がある。

このような背景をもとに、日本国内で校正作業を行う場合に必要な標準器と国際標準器との相互比較を通したトレーサビリティ体系を「日本高電圧・インパルス試験所委員会」が中心となって構築した。今回、特にインパルス測定に関する理論構築に貢献が認められた。

高電圧分野で用いられる国内外の標準器の性能維持に必要な、インパルス電圧ならびにインパルス電流の理論波形を導出し、論文として発表するとともにトレーサビリティ体系の構築に寄与した。本論文は2009年に電気学会論文賞を受賞した。
今後は、「日本高電圧・インパルス試験所委員会」を中心とした会員企業、ならびに計測器メーカで今回の成果が生かされることが期待される。