2017年2月27日~3月8日、教職課程を履修している学生13人がラオスとタイを訪問する「教職課程履修者対象スタディツアー」を実施しました。
教職志望者対象のスタディツアーは今回が初めての試みであり、現地小中学校での実験教室開催など特色のある内容でした。なお、プログラムの運営にはJICA(独立行政法人国際協力機構)やLJI(ラオス日本センター)、ビエンチャン日本語補習校や本学の協定校であるタイのKMUTT(キングモンクット工科大学トンブリ校)の協力を受けました。

ラオス・小中一貫校での理科実験教室の様子
ラオス・小中一貫校での理科実験教室の様子

海外各国において、日本の理数科教育は高い評価を受けており、多くのODA プロジェクトが展開されてきました。特に、ラオスでは教員養成や教科書開発、教育行政の各分野で官民一体となった支援が進められています。
今年度が初回となる「教職課程履修者対象スタディツアー」では、教職を志望する学生たちの視野を広げることを目的とし、JICA およびLJI の協力を得て教育プロジェクトの視察や援助関係者との意見交換を行い、ラオス国立大学、教員養成短期大学、小中一貫校、日本語補習校を訪問して教育現場の実情を学びました。

ラオス国立大学生との交流の様子
ラオス国立大学生との交流の様子
ラオス・教員養成短期大学での理科実験指導授業に参加
ラオス・教員養成短期大学での理科実験指導授業に参加
算数学習改善プロジェクトの教科書開発を視察
算数学習改善プロジェクトの教科書開発を視察

訪問期間中には、参加学生が主体となった理科実験教室を2回実施し、チームとして授業運営の経験を積みました。年齢に合わせた難易度の課題を作るため、学生たちは3チームに分かれ、それぞれ電気回路の製作に関する授業を担当しました。
1回目はラオスの小中一貫校で実施し、6~13 歳の42 人が参加。校長先生が見守る中、子どもたちは電気がつく仕組みについてそれぞれ回路を作り学びました。
2回目はビエンチャン日本人補習校で行い、発電から電力消費の流れを学ぶ実験に小学 1~6年生 の 32 人が参加しました。

ラオス・小中一貫校での理科実験教室の様子
ラオス・小中一貫校での理科実験教室の様子
ラオス・小中一貫校での理科実験教室の様子
ラオス・小中一貫校での理科実験教室の様子

ツアーの最後には、ASEAN の先進地域であるタイのKMUTT を訪問しました。2カ国を巡ることで、域内の発展状況の差や国際情勢への理解を深めるとともに、参加者全員が分担をして芝浦工業大学の概要や取り組み、ラオスでの活動を紹介することで、英語力とプレゼンテーション能力の向上を図りました。

ラオスでのフィールドトリップ
ラオスでのフィールドトリップ
タイ・KMUTTでの大学紹介プレゼンの様子
タイ・KMUTTでの大学紹介プレゼンの様子
子どもたちに教える堀田さん
子どもたちに教える堀田さん

堀田 啓史さん(数理科学科2年)

現地校と日本語補習校での理科実験教室において、子供一人一人を観察しながら接することでその子に合わせたスピードや話し方で対応できたことは、今回のプログラムで得た成果の一つであると思います。また、現職の先生方に評価してもらい、アドバイスまでいただけたことは大きな経験であり、今後の参考にしていきたいです。

教科書やカリキュラム作り、発展途上国支援活動など、今まで触れなかった分野についての情報を得たことで、学習の基礎を支える最も重要な部分を担う仕事にも興味がわきました。まだまだ自分の知らないところで多くの活動がなされていると考えると、もっといろいろな場所に行き、経験をしてから進路を決めたいと考えるようになりました。

お問い合わせ先

芝浦工業大学
国際部

〒135-8548 東京都江東区豊洲3-7-5(豊洲キャンパス 教室棟2階)
TEL:03-5859-7140/FAX:03-5859-7141
E-mail:kokusai@ow.shibaura-it.ac.jp