3月25日~27日、自律移動型ロボットの競技会であるRoboCup Japan Open 2016に、芝浦工業大学、東京大学、マレーシア工科大学(UTM)と中国・南開大学の学生と教員からなる混成チーム「KameRider」が出場しました。チームは家庭用ロボット同士が競い合うRoboCup@Home(ロボカップアットホーム)部門に参戦し、芝浦工大からは内村裕教授(機械工学科)と日向誠さん(機械工学専攻2年)、それに新井民夫教授(教育イノベーション推進センター)が参加しました。

高精度のプログラミングやチームワークが試される中、チーム内の一番のカギは3カ国4大学に散らばる中でのコミュニケーション。大会の約1ヶ月前にUTMと南開大学のメンバーが来日し、はじめて顔を合わせて打ち合わせを行い、大会本番まではメンバー専用のウェブサイトでこまめにやりとりを行いながら改良作業を続けました。
また、試合前にはマレーシア人学生が体調を崩してダウンしたり、南開大学のメンバーが2人しか来日できず、本国と電話をしながら準備作業をしたりとトラブルに見舞われながらの大会となりましたが、結果、@Home部門のエデュケーションカテゴリ※2で2位、シミュレーションカテゴリで1位を獲得しました。
日向さんは「やはり一番苦労したことはメンバーとのコミュニケーションでした。英語の読み書きに関してはそこそこできるかなとは思っていましたが、会話になるとぜんぜん違って難しかったですね。しかし、大会前にマレーシアチームが日本に短期留学に来た2週間で英会話にも慣れ、大会ではメンバーとうまくコミュニケーションを図ることができました。就職活動と並行して進めていたため、時間的、体力的にもかなりきつかったですが、みんなで取り組んだ結果、このような成績を収めることができ、本当にうれしいです」と今回の成果について述べました。

KameRiderチームは今年6月30日~7月4日にドイツ・ライプツィヒで開催されるRoboCup 2016世界大会に出場する予定です。

※ エデュケーション、シミュレーションカテゴリ・・・RoboCup@Home部門はロボット改造の自由度が高く技術力も求められる「オープンプラットフォーム」のほか、既製品を改造したロボットを多用した「エデュケーション」とバーチャル空間で任務を遂行する「シミュレーション」の3つのカテゴリに分かれており、各チームは希望のカテゴリの試合にエントリーできる。

発表に向けて準備をするメンバー達
発表に向けて準備をするメンバー達
ロボットに指令を与えている様子
ロボットに指令を与えている様子