テーマ 「自立型共生」 作品タイトル「屋根裏の知恵」

青柳野衣さん・吉澤芙美香さん

現代はインターネットを通して交わされるコミュニケーションが目立ちがちである。その中で、青柳さんと吉澤さんは、地域の集合体として何かを共有する(今回は本を共有する)コミュニティを木の家の持つ特性を活かして建築空間をつくることを目的とした作品を提案した。

多くの木の家は屋根を持っている。しかし、現代はあまり有効に使われていないように見えたという2人。そこで、屋根を家から切り離して隣の家の屋根と重なり合うようにすることで、大きな屋根をつくり、そこに本を詰め込んで、ひとりひとりが本を介してコミュニケーションをとれる場所を構想した。

今回、受賞に至った要因を青柳さんは「それぞれの家の共有空間の上に、一度干渉空間を設けて共有空間をつくり、自立型共生に即して建築空間をデザインできたことと、本というアナログなものを交換するある種“文化”を形成することのできる空間をつくれたことが大きいと思います」と話した。

<指導教員:伊藤洋子教授・西沢大良教授(建築工学科)>