アドホック用プロトコルAODVにおける制御メッセージ削減手法の検討

笹岡 昭彦さん

アクセスポイントを必要とせずに無線端末のみでネットワークを構成するMANETにおいて、ネットワークの制御を行う為に送信される制御メッセージ数の増加が問題になっている。そこで、笹岡さんは制御メッセージの送信数を削減する通信手法の検討を目的とし研究を行った。

MANETの実用化に際しては、多くの端末が集まった高密度なネットワーク環境での使用が想定される。笹岡さんはこのような環境に対応するため、MANETで用いられる通信経路構築手法の1つであるAODVを改良し、高密度化での制御メッセージの転送を動的に制限することで、通信到達率の向上や通信遅延の少ない経路構築手法を提案し、評価を行った。

受賞にあたって笹岡さんは「学外での発表は初めての経験でしたが、学部時代からMANETの研究を続けていたことや、オープンキャンパス時に一般の方に自身の研究内容を発表した経験から、内容を理解しやすい発表をすることが出来たことが良かったのではないかと思います。」と話した。

<指導教員:平川 豊教授(情報工学科)>