ソーシャルメディアポリシー(利用についての注意)(教職員用)
2013年10月 芝浦工業大学
ソーシャルメディアポリシー(利用についての注意)(教職員用)
芝浦工業大学は、すべての構成員が個人の責任において行う自由な言論活動・コミュニケーション活動・情報発信を尊重しています。
教職員にあっては、教育及び研究の成果を積極的に社会に還元することを図り、常に地域社会への貢献や連携を考え、開かれた学校づくり、地域社会との共存を目指しています(学校法人芝浦工業大学教職員行動規範第6項)。
しかし、自由な言論活動を保障することは、取り返しのつかなくなる事象を引き起こす危険性もはらんでいます。そこに法令違反があれば、刑法に問われることも、民事訴訟を起こされる場合もあります。特にソーシャルメディア(Webページ、ブログ、プロフやmixi、Facebook、LINE、Twitter、Youtubeなどを総称していいます)は、個人として利用する場合であっても、その個人が芝浦工業大学の教職員である以上、大学の名誉や信用にも大きく関わる恐れが強くあります。不適切で軽率な発言等が自分自身の将来に災いするだけでなく、卒業生や関係する人たちが築いてきた、あるいは今も創り上げている本法人設置各学校のブランドを失墜させる危険性があることを強くご認識ください。
我々は、「大学人(学校教職員)として」、常に社会から厳しい目で見られています。芝浦工業大学教職員であることを自覚し、周囲への配慮を忘れず、自己責任のもと、品位ある行動や言動をとるように努めてください。
このソーシャルメディアポリシーは、個人の立場で利用するソーシャルメディアについての注意を示すものですが、芝浦工業大学が直接管理する(公式の)ソーシャルメディアについても、これに準じます。
1.法令遵守
日本国の法令を遵守してください。教育機関として、特に著作権、商標権、特許権などの知的財産権を遵守してください。画像や文章等の無断転載は所定の手続きを踏まない限り、著作権侵害となる危険性があります。なお、肖像権などの人格権にも充分配慮してください。
2.諸外国の法令・国際法遵守
国外研究や海外旅行などにおいても、滞在している国の法令や国際法を遵守してください。
3.規程等の遵守
就業規則をはじめとする学内規程をよく理解し、それらに従ってソーシャルメディアを利用してください。違反した場合、就業規則の懲戒が適用されます。
4.守秘義務・機密情報の取り扱い
大学及び大学と関係する他の機関や企業など、所属する団体に対して守秘義務があります。職務上知り得た秘密を漏らし、芝浦工業大学の運営に重大な支障を生じさせた場合は、就業規則の罰則が適用されます(ただし、公益通報者保護法(平成16年法律第122号)に基づく発信は除く)。
5.人権や倫理の尊重
人権尊重の基本理念や倫理に則し、一人一人の個性や多様性を尊重し、異なる意見や考え方、生き方をお互いに認め合うことを念頭に置いてください。実名が出ても出ていなくても、関係者にはその個人や団体が識別できる形で相手を陥れるような誹謗中傷は、名誉毀損に該当します。また名誉棄損にならなくても、相手がそれを不快と感じれば、精神的苦痛により損害賠償請求をされる可能性もあります。
6.正確な情報伝達
不確かな情報や意図的な虚偽情報を発信しないでください。正確な情報を伝えるようにしてください。また間違いに気がついたときには、直ちに訂正してください。
7.免責文の記載
ソーシャルメディア上で、芝浦工業大学の教職員であることを明らかにしてコミュニケーション活動を行う場合には、自身の意見・見解は個人的なものであることを明記してください。所属を明らかにしない場合でも、個人・所属が特定される恐れがあることを忘れないでください。
8.プライバシー・個人情報保護
自身のプライバシーと個人情報保護に努めると共に、当該メディアのルールを守ってサービスを利用してください。また他者のプライバシー・個人情報に言及するときは、原則として相手方の了解が必要です。個人情報は、実名や顔写真、肩書き、所属だけでなく、行動も含まれます。目撃情報の公開は、有名人、一般人に関係なく、その人の個人情報の漏えい、プライバシーの侵害に当たります。何らかの問題が発生した場合、プロバイダ責任制限法によって被害者には発信者情報を開示請求することが認められています。
以上