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教員への道
教員対策
教員を目指している方は、「こんな先生になりたい!」という理想像を持っていますか?
狭き門といわれている教員試験を突破するためには早めの準備が必要です。
教員になるには・・・
I . 教員について調べる
① 公立? 私立?
学校には、各都道府県や自治体が運営している公立、学校法人が運営している私立があります。その他にも国立の学校がありますが、新規の採用はほとんどしていないため、教員になるためには公立学校か私立学校で働くことになります。
公立と私立の大きな違いは公務員か否かです。しかし、都道府県内のどのエリアの学校に配属されるかわかりません。一方、私立学校では希望する特定の学校での勤務が可能です。
学校の特徴としては、特色を出しにくいといわれている公立学校ですが、高等学校では近年積極的な取り組みが始まっており改革が進んでいます。例えば、総合学科の設置や単位制の高校を設けたり、特色ある学科やコースを設けたりしています。すべて文部科学省の指導のもと、現代の高校生が選択可能なカリキュラム作りが行われているのが現状です。
② 中学校? 高校?
- 中学校教員(中学校教諭一種免許状)
中学校の教員は、自分が専門とする教科を学習指導する教科担任制です。仕事の幅がとても広く、生徒の生活指導だけでなく、進路相談やさまざまな学校行事やPTAとの行事の運営を行ったりもします。 - 高等学校教員(高等学校教諭一種免許状)
中学校と同じく教科担任制をとっているが、中学校に比べ高校の教科は細分化されているため、教科指導よりも高度で専門的な知識と指導力が要求されています。進学や就職といった将来のキャリアについて考える重要な時期であり、生徒からの相談内容も高度になるため、やりがいも大きくなるといえるでしょう。
II . 教員になる
1.教員免許状を取得する
教職課程は「教員免許法」に基づき教育職員免許状(以下「教員免許」という)取得のために設置されています。教員免許取得希望者は、本学学則上の卒業要件を満たすことを前提に教職課程の単位を取得しなければなりません。
本学で取得できる教員免許の種類および教科は以下の通りです。
| 学部 | 学科名 | 免許状の種類 | 教科名 |
|---|---|---|---|
| 工学部 | 機械工学科 機械工学第二学科 材料工学科 通信工学科 電子工学科 土木工学科 建築学科 建築工学科 情報工学科 |
一種免許状 | 中学校教諭…数学 高等学校教諭…数学・工学 |
| 応用化学科 | 一種免許状 | 中学校教諭…理科 高等学校教諭…理科・工業 |
2.教員採用試験を受験する
前述したように専任教員になるためには、公立学校か私立学校で働くことになります。そのためには採用試験に合格しなくてはなりません。
① 公立学校教員採用試験
公立学校の教員を目指している方は、公立学校教員採用候補者選考試験をクリアしなくてはなりません。
教員採用試験の募集要項は4月から都道府県の教育委員会などで配布を開始します。そして、願書を5月下旬から6月中旬ごろまでに提出します。そして、受験票が交付され、受験する学校の種類や教科ごとに行われます。7月中に一次の筆記試験を行い、合格者のみが8月の面接や模擬授業などを行う二次試験に進むことができます。二次試験に合格すると成績順に「採用候補者名簿」に記載・登録されて、教員の欠員状況に応じて採用者を決めていきます。
② 私立学校教員になるための試験
私立学校の教員になる方法としては2つあります。
1つめは、私立学校は民間の企業と同じように学校単位(学校法人単位)で採用試験を行っています。公立学校とは違い、定期的な採用は行っていないため退職者が出たりして欠員が生じた時に採用を行って補充するという形をとっています。そのため、試験の募集要項は大学のキャリアサポート課に直接届きます。試験内容は学校単位で異なりますので、受験する学校それぞれに準備が必要です。
2つめは、各都道府県の私学教員志望者の名簿に登録するという方法です。名簿に登録する方法は都道府県により異なりますが、東京都などでは8月に「私立学校教員適性試験」を行い、成績順に登録されます。適性試験を必要としない場合もありますので、必ず早めに都道府県の私学協会などで確認することをおすすめします。登録できれば、私立中学校や私立高等学校で欠員が生じた場合に採用候補者となります。
※私学教員適性検査は全国7都県(東京都、静岡県、愛知県、兵庫県、広島県、福岡県、長崎県)で実施
臨時採用教員になる
上記の試験を受験し、採用されなかったとしてもどうしても教員を目指すのであれば臨時採用教員になることをおすすめします。就職浪人して採用試験の受験準備をすることもひとつの方法ですが、教壇に立って生徒と接しながら学ぶことは非常に多く、実際の現場で経験したことは翌年の教員採用試験に生かせるでしょう。臨時採用教員になるためには、各都道府県の教育委員会が窓口となっているので、確認してみましょう。
臨時採用教師とは・・・
一言で言えば、正規でない教員のことです。通常、教員免許を持っていれば誰でもすることができます。しかし、都道府県等の各自治体によっては応募資格を設けクリアしなくてはいけないところもあります。また、ペーパーテストや論文試験等を行う自治体もあります。
① 常勤講師(臨時的任用教員)
産休や育児休暇、病気や怪我による休暇、年度の当初に行う教員需給計画の大幅な変動があったり、結婚などによる中途退職、長期派遣、研修などによって、専任教員に欠員が生じた場合に一定期間の限定で採用される教員です。
しかし、臨時採用といえども常勤講師は勤務時間や仕事内容という面では専任教員とほぼ準じていると言ってよいでしょう。クラス担任や部活動の顧問、校務分掌などの仕事もまわってきます。
② 非常勤講師
科目ごとに時限契約ではたらく講師のことをいいます。校務分掌や部活動への参加はほとんどなく、授業のみを担当する形がほとんどであります。主に高校で採用されています。
非常勤講師のメリットは・・・
- 学校の事務的な仕事や、上司部下との関係からかなり自由
- 仕事のスケジュールで主導権をとりやすい
- キャリアとして効果が大きい
- 自分のほかの仕事と組み合わせることが比較的容易
- 海外旅行等比較的長期な休みをとっても、復職が容易
最後に・・・
現代の教育現場には問題が山積していることは教員を目指すみなさんはご存知ですか。教員になることは自分が受け持つ全ての生徒の人生(キャリア)に参加するといっても過言ではないでしょう。ですから全ての生徒と徹底的に向き合って一人ひとりの将来を考えて指導していかなくてはなりません。家庭内環境が変わり、生徒の気質も変化し、いじめや不登校、学級崩壊といった問題を抱えている学校も多く、教員になったらなったで悩みは尽きないものです。上記のような問題を解決していくために「こんな先生になりたい」という理想像と強い意志が必要です。専任であれ臨時採用であれ、生徒にとってみれば同じ一人の先生です。教壇に立って教鞭を揮い、将来のある子どもと深く関わる以上、大きな仕事であり魅力的でやりがいのある仕事でもあるので、情熱と愛情を持って教師の道を歩んでほしいと思いますし、ぜひ目指してほしいと思います。実現に向けて早い段階から準備を進めていきましょう。
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