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「チャレンジSIT-90」作戦ロゴマーク学長室推進項目

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全学FD改革

1. 教育の仕方に対する基本の転換の必要性

  1. 旧来の大学教育は、現代における学生の資質の変化に対応した教育の仕方への転換が求められている。
  2. 学士課程教育は、大学の大衆化に対応した真のリベラル・アーツ教育を軸に、キャリアデザインに結びつく「人間、社会、世界への理解能力と学生の課題探求能力の育成のための大きな素養、教養基礎を与える」教育に重点化し、研究とイノベーションの能力育成を狙った真の高等技術者教育の実現は、大学院教育にて受け持つという、学士課程教育と大学院教育の明確な役割分担と、それぞれの課程における教育の仕方の革新が喫緊の課題である。
  3. 教員は、「教育者」として「学生の学ぶ力」を育てるのが主な役割で、これによって保護者、校友、社会からの信頼と評価を得て、ひいてはこれが学生自身の学ぶ力への意識の向上に繋がるように努力すべきである。教員に「教育者」としての自覚を促す意識改革が必要である。
  4. 学生の「学びたい」意識に教員が十分に応えることができているか、各学科における自律的な点検が求められる。
  5. 「チャレンジSIT-90」作戦では、学長室と各学部、研究科の軸を合わせたボトムアップとトップダウン双方向の全学FD改革をPDCA化する。

その軸としては

  • 教員の教育能力に関する研修の実質化と日常化
  • 大学教員の教育評価の実質化
  • 全学FDを推進する学長室、理事会の体制・人員構成の構築
  • GPA制度の導入
  • 各学科の教育体制の改革の推進(自律型、トップダウン型)
  • 教員採用人事の妥当性の確保に向けた改革
  • FDと連動したSD改革

を挙げることができる。

2. 「チャレンジSIT-90」作戦におけるFD改革

以上の問題認識の下で、FD改革をチャレンジSIT-90作戦の柱の一本に位置づけ、学長室にFD改革推進室を設け、下記を基本的ミッションとして活動を行う。

  1. 各学部、研究科のFD改革のベスト・プラクティスの横通しと、全学普及。
  2. 学長室リードで推進すべき全学的FD革新の絞込みとPDCA化。
    例:「リベラル・アーツ教育、教養基礎教育の全学共通化」、「大学教員の教育評価の実質化」等
  3. 学外のベスト・プラクティスの情報把握と学内共有化、および学内導入の企画・推進。
  4. 中高大連携の強化による中学高校・大学双方の教育力の向上。
  5. 学生の学ぶ力を育てるためのe-Learningの活用促進。

3. 情報教育システム開発センター(仮称)の創設

  1. 背景と目的
    工学のあらゆる分野において情報処理技術はその基礎教育としての重要性が高まっている。また、産業界ではソフトウェア開発技術者不足のみならずソフトウェア開発技術教育を受けていない技術者によるソフトウェアの品質低下という問題も生じている。工業大学である本学においてはソフトウェア開発技術教育を全学的に展開し、ソフトウェア開発技能をもつ質の高い人材を各工学分野に関わる産業界に輩出する仕組みを持ち、産業界の要請に応える必要がある。情報教育システム開発センター(仮称)はこのような全学的なソフトウェア開発技術力向上と産業界が期待するソフトウェア開発技術者の育成を目的とする教育システムを研究・開発する組織であり、産業界が大学に期待するソフトウェア開発技術者育成に貢献することを目標とする。
  2. 役割
    「産業界が期待するソフトウェア開発技術者の育成」を目標とするため、技術の蓄積・技能(技術を使用する能力)の育成の反復的実施を組み込んだ教育システムを研究・開発する。ここでの「教育システム」とは、カリキュラムと構成要素である各授業の分析・設計・開発・実施・評価・改善を継続的に行うインストラクショナルデザイン、その支援環境および支援体制を指す。
    学科のカリキュラム開発は各学科の教育目標に照らして各学科が実施するが、本センターは本学における工学分野で必要とされる情報処理技術の習得に関する授業(演習)のインストラクショナルデザイン、支援環境、支援体制を研究開発することにより、全学的な学部基礎教育としてのソフトウェア工学に基づくプログラミング教育の役割を担う。また、ソフトウェア開発技術教育として、小規模演習を設計・開発する。大学院教育においては、学内インターンシップとしてプロジェクト演習を設計・開発・実施し、技術の蓄積・技能の育成の反復的実施により、ソフトウェア開発技術者の育成を実現する。
    このような演習を支えるためには支援環境はもちろんのこと、支援体制(教育人材の育成)が重要である。本センターによる教育システムにより、学部生のソフトウェア開発における基礎体力を養い、大学院生は本センター教員の指導によりプロジェクト演習において技能を磨き、院生が学部のソフトウェア開発プロジェクト演習において学部生の指導を補助し、センターの専任教員にはこのような教育を受けたポスドクを採用するといったスパイラルプロセスを実現することで大学力の強化を目指す。
  3. 機能
  • 学科からの要請によるソフトウェア開発演習の分析・設計・開発・実施・評価・改善
  • ソフトウェア開発演習教科書の作成
  • 短期演習の開発(将来的には社会人教育に適用することを想定する)
  • 教育支援環境(インフラシステム)の設計・開発・運用
  • 大学院プロジェクト演習の設計・指導

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